寂しがり屋でぜんぜん満たされなかった昔
生きている喜びを味わえる今

長期ひきこもりから抜け出して、仕事を始めてからしばらくした頃、僕はアニソンライブ界隈へ飛び込んでいきました。
ひきこもっていたため、友達は年に一度くらい会う親友しかいなかったもので。
兄がすでにそのアニソンライブ界隈に参加していたんですけど、動画を見せてもらうと、それがもう、めちゃくちゃ盛り上がっていて、めちゃくちゃ楽しそうで。
(うわ〜羨ましい、自分もその仲に入りたい!)
そう思って僕は初心者レベルの状態でまずはオーディエンスとして飛び込んでいきました。
初心者歓迎ムードで温かく迎え入れられ、しかも参加者はほとんどがアニヲタということですぐに意気投合。
長いこと引きこもっていて青春を味わっていなかった僕は「やっと青春できる!」という思いで始めたのでした。

毎月開催されるそのアニソンライブは、1曲ごとに枠があって自由に参加できるシステム。
毎月参加するたびに仲良くなる人が増えていきました。
ツイッターでの交流も盛んで、毎日アニソンライブの友達とツイッターで絡む日々。気づいたら1時間ツイッターを眺めてたということもしばしば。
みんな違う街に住んでいるとは思えないほどものすごく仲良しでした。
僕はライブ当日には簡単な手作りパンを販売しました。みんなにもっと愛されたかったもので。
パンの効果は非常に大きく、大人気になってしまったのでした。
打ち上げには絶対参加したし、絶対にできる限り誰かと一緒に帰る。みんなと分かれる瞬間が寂しくて仕方なかったです。
バンドも組むようになったし、ライブだけでは飽き足らず、仲良くできる機会があればどんどん参加しました。ファミレス、カラオケ、友人宅での食事会、観光、ユニバ、などなど。
とにかくもっと仲良くなりたかった! 一緒に楽しい時間を過ごしたかった!
しかし、なぜかいつも心が満たされない不思議。
どれだけライブでみんなと一緒に馬鹿になって盛り上がっても、どれだけ一緒に楽しい時間を過ごしても、不思議と後に虚しさが残るのです。
ライブが盛り上がって一曲終わった直後に、一瞬みんなの顔に暗い顔が覗くときがありました。
テンション上げて嫌なことも何もかも忘れて盛り上がった後に一瞬、ふと現実に戻ってしまうのか。
みんなの心の闇が見えた瞬間です。みんなも心が飢えていたんだろうな。
だから、もっともっと参加して、もっともっとみんなと楽しく過ごしたい。
みんなそう思って参加し続けていたのかもしれません。

で、そんな日々の中で、僕はRAPTブログに出会いました。
その頃ハマっていた陰謀論を読み漁ってRAPTブログに到達し、RAPTさんがキリスト教徒であることを知り。
聖書の話をしている有料記事なるものがあることを知り。
しかも神様の啓示を受けて伝えているらしいことが分かり。
僕はエホバの証人の親の元で育てられ、僕自身はその団体とは絶縁したものの(ネットで調べてカルトと判明したため)、その後ひとりでキリスト教を追求しようといくつか小さな教会を探したこともあり。
でもアニソンライブが楽しくなりすぎてそっちを追求するのをやめてしまってましたが、ここへ来てグンとその熱が再び高まり。
RAPTブログの有料記事を読み漁るようになりました。
それから数年経ち。
今では孤独が嫌だという気持ちも、必死で誰かと仲良くしたいという気持ちも、ほとんどなくなりました。
神様に愛されていることを実感しながら生きられるようになったので、孤独や寂しさを感じることがあっても癒やされます。それまでは人と仲良くしようとどれだけ頑張っても満たされなかったのに!

そして今は「世界中の人を救う」という、でっかいでっかい夢がある。その大きな目標を持って打ち込むべきことも僕ら信仰者には与えられています。
そして、それまで出来なかったこと、やったことないことに挑戦するようになり。
神様を愛すること、祈ること、伝道すること、生活を徹底的に変えること、運動すること、本格的に音楽をやること、文章を書くこと、ラジオを作ること、いろんなことを藻掻いて藻掻いて出来るようにしていっています。
出来なかったことを出来るようにしていくわけだから大変だけど、それが出来たとき、心の奥底から充実感があふれてきます。喜びが、力が、湧いてくる!
ああ、自分、生きてる! そう実感せざるを得ない!
一度これを味わうと、もう以前の生活には戻りたくない……!
RAPTさんが仰るように、人間は神様を愛して生きることが本当に正常な生き方だと実感しています。
キリスト教というのは、本当はこんなにも人間を幸せにするものなんだということを、ぜひ全ての人に体験してほしいと願っています!